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介護施設に広がる労働基準法違反の事例

ブラック施設の特徴

2019/01/18

今人手不足に端を発して、多くの介護施設では劣悪な労働環境が広がっています。
ルールを知らなければ、その状況が間違っているのか気づくことはできません。

「この状況は正しいのだろうか?」

こんな不安を抱えながら働くのは負担になります。

実際、労働基準法という労働者を守るための法律が守られていない施設がたくさん存在しているのは事実です。

労働基準法という武器を身に着けておけば、あなたの気持ちも軽くなるでしょう。
今回は労働基準法違反の事例についてお伝えします。

労働基準法違反の事例

  • ・賃金がタイムカード通りに支払われていなかった(労働基準法24条違反)
  • ・8時間以上の労働時間に対して1時間の休憩を取らせていなかった(労働基準法34条違反)
  • ・時間外労働を行わせるために必ず必要な協定書を作成していなかった(労働基準法36条違反)
  • ・割増賃金が適切に支払われていなかった(労働基準法37条違反)
  • ・定期健康診断が行われていなかった(労働安全衛生法施行規則44条違反)

引用:介護職場の違法状態は改善できる! 労基「是正勧告」で改善された事例
https://news.yahoo.co.jp/byline/konnoharuki/20160808-00060851/

これらは、介護業界ではよく見受けられる事例です。
この中の割増賃金という部分に関して、詳しくお伝えします。

夜勤手当と深夜割増賃金の違い

「夜勤手当」というものがありますが、実はこれは法律で定められたものではありません。

「労働基準法で定められているのは、「深夜割増賃金」と呼ばれるものです。

この2つを混同していた方は多いのではないでしょうか。

夜勤手当とは

夜勤手当は施設が任意に設定するものです。

金額も任意である上に、何時から何時まで働けばもらえるのかも施設によって異なります。

介護職の夜勤では、1回ごとの支給額が設定されていることが多く、割増賃金とは別に1回当たり数千円~2万円ほどの場合が多いようです。

深夜割増料金とは

一方の深夜割増料金は必ず支払われなければなりません。
対象となる時間帯は22時~5時と定められており、この時間帯に支払われるべき金額についても労働基準法で明確に定められています。

「22時から5時までの間で働いた時間×通常の時間給×1.25」が支払われなければならない金額です。

夜勤の時間帯の給料が正しく支払われているか、一度確認してみましょう。

有給休暇について

その他、身につけておきたい労働基準法の知識として、有給休暇は理由を原因に断ることができないようになっています。

有給休暇は労働者に与えられている権利なので、消化をためらう必要はありません。

雇用者はその権利の行使を拒否できません。
ですが、現実的にはある程度の時期は考慮するようにしましょう。

労働基準法は労働者の強い味方です。
まずは、間違いを正しく認識することが大切です。
あなたの職場は大丈夫でしたでしょうか?

【参考】
介護のお仕事研究所「労働基準法違反!? 介護職員も苦しむ職場ルール5選」
https://kaigo-shigoto.com/lab/archives/2811#5
転職Hacks「夜勤手当とは|割増賃金との違い・計算方法」
https://ten-navi.com/hacks/article-113-15827

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