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仕事で介護をしていても難しい⁉介護職の親の介護

介護業界の実態

2019/02/02

現在、仕事として介護をしている人も、いつかは自分の親を介護するときが来ます。

仕事としてやっているから、親の介護も問題ないと考えている方がいらっしゃるかもしれません。
もしかすると、親の介護をするために介護の仕事を始めたという方もきっといらっしゃるでしょう。

しかし、実は介護の仕事を経験しているからこその難しさがあったりするのです。
今回は、介護職の親の介護の難しさについてお伝えします。

介護職の親の介護実態

介護労働安定センターが発表した、平成29年度「介護労働実態調査」の結果によると、家族の介護について、「ここ数年のうちに、可能性がある」は31.8%、「現在、介護している」は12.3%でした。

約10人に1人はすでに家族の介護と仕事を両立しており、約3人に1人は数年後に自分が家族の介護をすることになると意識しています。
それだけ、介護職員にとっても家族の介護は身近な問題なのです。

また、将来の仕事と介護の両立について、「続けることができると思う」は26.1%、「続けられないと思う」は26.4%、「わからない」は44.6%でした。

仕事と介護の両立ができると考えている人と、できないと考えている人はほぼ同数となっており、それだけ家族の介護の大変さを感じているものと思われます。

親の介護の難しさ

職場での介護と親の介護の最大の違いは、当たり前のようですが自分との関係性の違いです。

利用者様と共に過ごす時間に比べて、親と共に過ごしてきた時間は計り知れません。
共に長い時間を過ごした人の弱った姿を見るのはとてもつらいことです。

あなたは利用者様と接するのと同じように、親に対しても接することができるでしょうか?

きっと、難しいと思います。
なぜなら、あなたは本来の親の姿を知っているからです。
変わってしまった親の姿を受け入れるのは大変難しいことです。

きっと、親に対して上手く声がけができないでしょう。
介護の仕事を経験していれば、命令口調や威圧的な態度がいけないことは理解しています。
かといって、自分の親に優しく声がけをするのは照れてしまします。
すると、適切な接し方がわからなくなり、言葉が出てこなくなってしまうのです。

利用者様の場合は自分が出社している間だけ自分に責任が伴いますが、親の場合は24時間ずっと責任が自分に付きまといます。
そのプレッシャーは大きく、休む暇もなくなるので、大変つらいものとなります。

介護職をやっていたことによって、周囲の人はあなたに期待を寄せます。
「介護を経験しているわけだし、あなたに任せておけば安心ね」
そんなことを勝手に思われ、さらなるプレッシャーがかかります。

親の介護に苦しまないために

介護経験者だからといって、1人で責任を背負わないことが大切です。
経験者だから親の介護は全部自分1人でやらなくちゃいけないということは決してないのです。

誰かを頼る勇気を持ちましょう。
誰かに頼ることは、あなたとっても、親にとってもプラスに働くはずです。

親の介護が必要だけど、仕事を辞めたくないという人もいるかと思います。
仕事と介護を両立させるために、介護休暇制度というものがあります。

これは、介護が必要な家族ひとりあたり1年で5日まで取得ができる制度です。
こうしたものを活用することで、働きながら親の介護を続けることもできます。

介護の仕事を経験していても、親の介護は別ものであると理解していただけましたでしょうか?
親の介護は誰もが経験するものです。
もし、親の介護が必要になったときに、この記事を思い出していただけると嬉しく思います。

【参考】
介護のほんねニュース「介護の仕事をしている人だからこそ悩む、親の介護」
http://news.kaigonohonne.com/article/660
みんなの介護「介護の教科書 第44回」
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/dementia/no44/

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